血管を守って年齢を裏切れ!|にじいろファミリークリニック|東村山市久米川町の内科・循環器内科・泌尿器科

〒189-0003東京都東村山市久米川町4-2-34

042-306-3325

WEB予約

血管を守って年齢を裏切れ!

血管を守って年齢を裏切れ!|にじいろファミリークリニック|東村山市久米川町の内科・循環器内科・泌尿器科

2026年8月11日

血管を守って年齢を裏切れ!

こんにちは。にじいろファミリークリニック、安田です。

皆さん、「動脈硬化」ってご存じですよね。「ああ、生活習慣が悪い人がなる、血管のアレでしょ?」って思ってたりしませんか。

現在、人間に”何らかの動脈硬化”が存在する確率は成人全体で約50%です。これは、加齢によって上昇し、30歳代~40歳代で約30〜50%の人で、50歳代〜60歳代で約60〜80%の人で認められ、70歳以上になるとほぼ全員(90%以上)で認められるようになります。

動脈硬化がそもそも病気っていうよりは「血管の老化現象」に近しい現象ですので、実年齢の上昇にともなって血管年齢も上昇していくっていうのは、ある種当然といえば当然の事なんです。何が言いたいかというと、動脈硬化が仮に見つかったとしても、驚くというよりは「まあ、多数派ですもんね」くらいの理解で受け止めてほしいという事なんです。

当たり前かもしれませんが、「動脈硬化があります」と伝えると、驚いたりショックをうけたりする患者さんは少なくありません。私はアレが、とても申し訳なく感じるので、「普通の事なんですよ!」って前置きを結構してから説明しています。

心臓に持病がない健康な成人を対象に心臓の血管を調べた研究があるんですが、この研究ではなんと自覚症状が全くない成人の42%以上に何らかの動脈硬化が発見されたんです。つまり、動脈硬化ってのは長生きすれば当然出てくる現象で、「健康だし全然ヨユーっしょ」的な人の5人に2人には既に存在するくらい自覚が出来ないものである、という事ですね。

年間で交通事故に遭う人は、日本の総人口に対して500人に1人程度ですので、約0.2%くらいです。人生の中で何らかの交通事故に遭ったことがある人の割合は4人に1人程度で、約24.5%とされています。そして、日本人が「なんらかの事故を補償する保険」に加入している確率が、全体で約50%〜80%くらいなんだそうです。

どう考えても動脈硬化の方が多いんですよ!なのにですね、日本人で何らかの動脈硬化予防管理を受けている人の割合は、成人全体で約20%〜25%、40歳〜74歳の中高年層に限定すると約30%〜40%とされています。もうね、「ちょっと待て!」と、鼻息荒めに言いたくもなります。動脈硬化の存在確率から単純に考えれば、予防管理をうけている人の割合は倍になってイイわけです。動脈硬化の予防管理をうけているのが、当然の世の中であったとしても、全然おかしい事ではないわけです。

という事で、前振りが長くなりましたが、動脈硬化を予防したくなるお得情報をお伝えしようと思います。

デンマークで行われた有名な大規模調査に、「コペンハーゲン心臓研究」というものがあります。数で物を言わすような圧倒的規模の研究で、約1万1,000人の男女を、なんと35年間も調査したんですね。で、ここで調査された内容っていうのが「心血管疾患の予防と原因」というものなんですが、この中で見えてきたのが「見た目の老け方と動脈硬化の関連」というものでした。

どうやら同じ年齢でも、外見に老化のサインが出ている人のほうが動脈硬化性疾患(心臓病など)のリスクが高かったんですね。すべての老化のサインが動脈硬化に直結したという事ではなかったのですが、特に”頭頂部の薄毛、”生え際の後退”、”まぶたの周りの黄色い塊”、”耳たぶのしわ“の4つは動脈硬化リスクの直結していた、という事した。

特に”耳たぶのしわ“なんですが、耳たぶって結構しわができにくい所なんですね。ただし、動脈硬化が進むと耳たぶのような場所にも血液不足が起こるので、そうすると内部の脂肪組織が萎縮してしまい、斜めにしわが出来るんです。これは「フランク兆候」という動脈硬化界隈の医者が患者さんの話を聞きながら見ているポイントです。私も一応この界隈の人間なので、実はこっそりと患者さんの耳たぶを見ています。

このように、どうやら「見た目の老化」と「動脈硬化」に関係があるぞ、という事がわかったので、当然のように「動脈硬化を予防したら見た目が若々しく保たれるのか?」という命題に行き着く事になるのです。結論から申しますと、この答えは「YES」なんですね~。

ここで登場するのはコレステロールを低下させる薬です。コレステロールっていうのは肌のうるおいを保つ細胞膜や、若々しさを保つホルモンの重要な材料なので、「コレステロール低下させると老けるのでは?」的な考え方になりがちですが、実際は”量より質“な物質なので、低下させたからといってお肌のトラブルに見舞われたりはしません。

このコレステロールは体内の抗酸化作用が不足していると、途端に「酸化LDL」という凶悪なアブラに変化し、これが動脈硬化がガッツガツに進めます。

こいった反応に対する救世主がコレステロール低下薬である「スタチン」なんです。このスタチンは単にコレステロールを低下させるだけでなく、非常に強力な抗酸化作用があるのです。これは専門用語で「プレオトロピック効果」と言います。

プレオトロピック効果によって、毛細血管を広げる物質の分泌が進み、血流が改善します。また、紫外線によるコラーゲン破壊を抑制する効果があるため、物理的に肌のしわが出来る事を予防できます。

さらに、私たちの細胞の寿命を決めている遺伝子には「テロメア」という部分があり、これが短くなると細胞が寿命を迎えるので、ざっくり「命の回数券」的な場所があるのですが、スタチンにはテロメアを保護する酵素の活性を上げる効果があるので、なんと細胞レベルで老化スピードが遅くなるんですね。

動脈硬化を予防して、肉体も血管も若々しくありたいと思いませんか?いい方法がありますよ。

TOP