小児泌尿器
小児泌尿器

当院ではお子さまの診療も積極的に行っています。おしっこ、おねしょ、おちんちんのことなど、心配事があれば受診してください。痛い検査はありません。お子さまもご家族も安心して診療を受けていただけるよう、診察や治療の内容を丁寧に説明していきます。
こんな症状ありませんか?
多くのお子さまは痛かったり辛かったりしていても、うまく言葉で表現することができません。泌尿器科で扱うおしっこやおちんちんの問題は非常にナイーブで、お子さまが隠したがる症状でもあります。それでもしっかりと向かい合って対応することで問題解決をいっしょにしていきましょう。お子さまが何となくもじもじとしている際や、いつもと違う様子があれば是非一度ご相談ください。
夜尿症は5歳以降のお子さまで月1回以上のおねしょが3ヶ月以上続く場合に診断されます。成長中のお子さまでは膀胱の大きさや機能も未熟であり、睡眠中に尿がたまっても起きられないことなどが原因となっています。問診、尿検査、排尿記録(尿の回数や1回毎の排尿量の記録)、腹部超音波検査などを行い評価します。お体の成長とともに自然に治る場合が多いですが、症状によって生活指導やアラーム療法、薬物治療を行います。
お子さまに「おしっこがもれる」、「トイレをもじもじ我慢している」、「いつも走ってトイレへ駆け込む」、「トイレ回数が異常に多い・少ない」、などの症状があって心配されていませんか。もらさずに自分の意思で排尿するという膀胱・尿道機能は成長とともに発達し、多くが5歳ころまでに獲得されます。これらの機能が未熟な場合は上記のような症状がみられることもあり、時に生まれつきの疾患によって起こることがあります。
精巣はもともとお腹の中に発生し、生まれるまでに陰嚢まで下降します。この下降が不十分で、お腹の中や足の付け根に精巣が留まってしまった状態を、停留精巣といいます。移動性精巣は精巣が陰嚢と足の付け根を行き来している状態です。移動性精巣の場合は経過観察も可能ですが、停留精巣や改善の乏しい移動性精巣は手術が必要となる場合があります。
男の子の多くは陰茎の先端まで包皮で被われた包茎の状態で出生してきます。体とともに陰茎が成長すると思春期の頃から自然に包皮がむけるので、治療はいりません。しかし包皮に炎症を繰り返す場合(包皮炎)や包皮が硬く成長してもむけない場合などは治療(塗り薬や手術)が必要となります。
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